理想の仕事探しには、技術と人材と資本が絡んでくる。
そのどれかが欠けていても、理想が絵に描いた餅になってしまうのだ。
サラリーマンとして働いていて、ある程度仕事を覚えてくると報酬や待遇に少なからず不満を持つ。
こんなにも頑張っているのにとストレスを溜め込むだろう。気持ちはよくわかるのだが、理想と言える仕事には技術と人材と資本が不可欠だ。
人を動かすためには少なくともこの三つが欠けていては話しにはならない。
サラリーマンであれば、仕事は毎日会社が用意してくれて、その範囲の中で行う。
昨今では、サービス残業などの問題も囁かれているのは確かだが、それでもサラリーマンなら仕事が無い方が不思議だろう。
そこに技術や人材や資本が無くとも、働けることはある意味では既に理想の仕事と呼べる状況で、本当なら仕事を自身で営業し、技術力や人脈を築き、銀行などとも上手に付き合った上で理想が語れることになる。
それを自由と呼ぶ人もいるし、大変だと感じる人もいるだろう。
理想の仕事を手に入れたいと想うなら、まずは自身で全てを経験してみるべきだろう。
何か一つだけが得意という範疇で終わるのではなくてなんでも出来るようになってから、自分が思い描く理想を考えた方が良いだろう。
光も影も知っているからこそ、その仕事が出来る喜びを感じることが出来るし、人に対してもより良いものを提供できるようになるからだ。
真っ直ぐな一本道しか知らないで、理想を追い求めても延長上を探してしまうだろう。